★三人家族の出来事★
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■出演者 ■出来事







































































































「最初で最後のラブレター」

私が中学一年生の時の話しです

私がその子を好きになったのは
1年生の一学期に入ってすぐの事でした

その子は私の隣の席に座っていた

学校のある日はとても毎日が楽しかった、
毎日のように彼女と話しが出きるからだ
大体がとてもくだらない話しなのだが、
私にとっては幸せな時間だった。

私は柔道部、彼女はテニス部、
毎日のクラブ活動の時も私は体育館から
外にあるテニスコートの中の彼女を目で探したものだ

一年生の一学期だから彼女は大体、玉拾いか素振りをしていた
私も似たようなものだ、うさぎ跳びや受け身の練習か
青畳の周りを走っているかだ

彼女はとても笑顔が可愛かったそして優しかった
私はその二つに惚れたのかもしれない

私がはじめてラブレターを書いたのが二学期に入って
すぐの事だった。

席替えで彼女とは離れ離れになってしまったからかもしれない

私は書いたラブレターを鞄の中に忍ばせて持ち歩いていた
私が決心をして「今日・・渡そう」そう思って
彼女の通学路で待ち伏せした。

彼女の通学路は、私の通学路でもあった
学校からは家まで大体15分歩いて通学していた

私の家から彼女の家まで歩いて2分ぐらいでした
私の家の裏のほうが彼女の家があるところです

私は自分の家の近くの通学路で立ち止まって待っていた
30分ぐらい待ったところで彼女が私の方に歩いてくるのが
見えてきた。

彼女はとても明るく私の姿が見えたら「はーい♪」って言って
私に手を振ってきた

私も手を振り返し
「今日は遅かったね」などとドキドキしなが言った

彼女は小走りに私に近寄ってきて
「うん、今日は先輩に一年生皆追加練習やらされてしまった」
あははは、なんて感じに笑った

私は「そうか・・・・俺達もたまに先輩にしごかれるもんな」
そういって目の前の彼女の目を見た

でもなぜか、いつものように彼女の目を静止する事ができず
視線をそらせてしまった

「ねぇ、K君はなんでここに立ってたの・・・・・
私のこと待っててくれたんでしょ」
そういって嬉しそうに笑って「冗談だよ」なんて言って
また笑った・・・・(図星なんですけど・・)

私は「なに言ってるんだよ、なんで俺が裕美を待たなくちゃ
行けないんだ、冗談言うな」・・・・・・そういってしまった

彼女は「だよね、所で何してたの?」
(お前を待っていたんだって、素直に言いなおせ!)
「もうすぐ友達が来るんだけど、
俺の家がわからないからここで待ってやってるんだ」
そう言ってしまった

「そうなんだ、ねぇ、誰来るの?私の知ってる人?」
彼女は知りたがった

「裕美のしらない友達だよ」私は自分が情けなくなってしまった
「私の知らない人か・・・」彼女はそういって
「じゃぁ、また明日学校でね、バイバイ」そういって
小さく手を振って私の前から去っていった

私は彼女の後姿を彼女が見えなくなるまで目で追った

私は家に帰り鞄からラブレターを取り出して見つめていた
(もしも、彼女に断られたら・・・・・
二度と今までみたいに話しができなくなるんだろうな)
私は自分の中で格闘していた
(でも、もし・・・・OKなら・・・でも・・・)
何時間が過ぎたのかわからない。

夏の日差しが弱まり薄暗い部屋の中で私は

自分の書いたラブレターを握り潰した。


終り。 by K



PS

書き終えたときに由美が来て、これを読んで・・・・・

「いやー、パパはずかしくないの?これ載せて」

私は「えっ?・・・・なんで?」由美に聞いた。

「えぇーーーーーーーー、うそーーー!はずかしいよ」

「そうかなぁ?・・・・」

「そうだよ!はずかしぃーーーーーーー!」
そう言って由美は自分の部屋に行った。

・・・・・・・複雑・・・・・・。


by パパ。
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